
法令編 第2章
「供給設備の技術上の基準」
今回は「供給設備の技術上の基準」(バルク・特定供給設備を除く)に関する○✕問題です。
液石法規則第18条からの出題が多く、気密試験圧力・耐圧試験圧力・保安物件距離・調整器の圧力値など数値問題が頻出です。数字をしっかり整理しておきましょう!
○✕問題(法令編第2章:供給設備の技術上の基準)
❱ 問題1
生活の用に供する液化石油ガスに係る調整器(二段式減圧用一次側のものを除く。)の調整圧力は2.3キロパスカル以上3.3キロパスカル以下、かつ閉そく圧力は3.5キロパスカル以下でなければならない。
答え:○
【解説】液石法規則第18条第20号ハ(1)の規定通りです。生活用調整器の調整圧力は2.3kPa以上3.3kPa以下、閉そく圧力は3.5kPa以下です。閉そく圧力の3.5kPaという数値は、消費設備の燃焼器入口圧力の上限(3.3kPa以下)と混同しやすいので注意しましょう。
❱ 問題2
調整器(二段式減圧用一次側のものを除く。)とガスメーターの間の供給管(二段式減圧用一次側・二次側調整器間を除く。)は、設置または変更工事終了後に5.5キロパスカル以上の圧力による気密試験に合格しなければならない。
答え:✕
【解説】調整器〜ガスメーター間の供給管に必要な気密試験圧力は8.4kPa以上です(液石法規則第18条第9号ロ)。5.5kPaという数値は誤りです。8.4kPaは試験頻出の数値ですので確実に覚えましょう。
解説アヒル:※補足 二段式減圧用一次側調整器と二次側調整器の間の管については、気密試験圧力は0.15MPa以上と異なる基準が適用されます(単位もMPaになります)。一段式と二段式で基準が異なる点に注意してください。
❱ 問題3
充てん容器等と調整器(集合装置に係る集合管を含む。)を接続する管は、設置または変更工事の終了後に0.8メガパスカル以上の圧力による耐圧試験に合格しなければならない。
答え:✕
【解説】充てん容器等と調整器を接続する管の耐圧試験圧力は2.6MPa以上です(液石法規則第18条第9号イ)。0.8MPaは誤りです。この2.6MPaという数値はバルク供給・特定供給設備でも出てくる重要な数値です。
❱ 問題4
貯蔵能力が1000キログラム未満の容器による貯蔵設備には、第一種保安物件及び第二種保安物件に対する距離の基準は定められていない。
答え:○
【解説】液石法規則第18条第2号の保安物件距離の規定は、貯蔵能力が1000キログラム以上の貯蔵設備に適用されます。1000kg未満の場合は保安物件に対する距離基準の規定はありません。貯蔵能力による区分(1000kg未満/1000〜3000kg未満/3000kg以上)と距離基準の有無をまとめて整理しておきましょう。
❱ 問題5
貯蔵能力が1000キログラム以上3000キログラム未満の容器による貯蔵設備は、その外面から火気を取り扱う施設に対し5メートル以上の距離を有し、または液化石油ガスが漏えいした場合に当該火気を取り扱う施設に流動することを防止するための措置を講じなければならない。
答え:○
【解説】液石法規則第18条第2号ロの規定通りです。貯蔵能力1000kg以上3000kg未満の貯蔵設備は、火気施設から5m以上の距離を有するか、または流動防止措置を講じる必要があります。また、この規模の貯蔵設備には消火設備の設置義務(規則第18条第3号)もあわせて課されています。
まとめ

今回のポイントの整理
- 生活用調整器の調整圧力:2.3〜3.3kPa、閉そく圧力:3.5kPa以下
- 調整器〜ガスメーター間の供給管の気密試験:8.4kPa以上(5.5kPaではない)
- 充てん容器〜調整器間の耐圧試験:2.6MPa以上(0.8MPaではない)
- 保安物件距離の基準は1000kg以上の貯蔵設備に適用(1000kg未満は規定なし)
- 1000kg以上3000kg未満の貯蔵設備:火気施設から5m以上または流動防止措置+消火設備設置
数値の引っかけ問題が多い章です。圧力の単位(kPaとMPa)の違いにも注意しながら次の章へ進みましょう!
※本問題集は試験対策用オリジナル問題です。
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液化石油ガス設備士 試験対策
プロフィール
アヒル親方:電気工事士・給湯器施工研修トレーナー
第1種電気工事士/液化石油ガス設備士/ガス機器設置スペシャリスト/キャリアコンサルタント など資格多数保有。
電気工事職人として約13年現場を経験後、給湯器業界へ転職。現在は施工研修トレーナーとして、日々施工者の育成に関わっています。
「業者に聞く前に、正しく知っておいてほしい」——そんな思いで、現場目線の情報をお届けしています。



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