【液化石油ガス設備士】特定供給設備の技術基準を○✕問題で攻略|法令編第6章

◯✕練習問題
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法令編第6章


「特定供給設備の技術上の基準」
大型バルク貯槽に関する変更許可の要否・保安物件距離火気施設への距離・隣接間隔・高圧側供給管の耐圧試験が問われます。
第3章の小型バルク(1000kg未満)との数値の違いに注意しながら確認していきましょう。

○✕問題(法令編第6章:特定供給設備の技術上の基準)

❱ 問題1

特定供給設備の設置の許可を受けた液化石油ガス販売事業者が、当該特定供給設備の貯蔵能力の変更を伴わない貯蔵設備の位置の変更を行う場合は、変更の許可を受けなくてもよい。

答え:✕

【解説】特定供給設備の「位置の変更」は軽微な変更に含まれないため、改めて都道府県知事(指定都市の長)の変更の許可が必要です(液石法第37条の2第1項)。「貯蔵能力の変更を伴わないから許可不要」という考え方は誤りです。位置・構造・設備・装置の変更はすべて変更許可の対象です。

❱ 問題2

貯蔵能力が2000キログラムのバルク貯槽(地盤面上設置)による特定供給設備は、第一種保安物件及び第二種保安物件に対しバルク貯槽の外面から7メートル以上の距離を確保しなければならないが、このバルク貯槽を地盤面下に埋設した場合はこの距離の基準が適用されない。

答え:○

【解説】貯蔵能力1000kg以上3000kg未満のバルク貯槽は、保安物件に対して7m以上の距離が必要です(液石法規則第54条第2号ロ(1)(i))。ただし、地盤面下に埋設した場合はこの基準が適用されません。第3章の小型バルク貯槽(1000kg未満)と同様に、埋設による距離規定の免除が認められています。

※補足 「7m」という距離は第3章の小型バルク(第一種1.5m・第二種1m)より格段に長い基準です。貯蔵能力が大きくなると設置可能な場所も制約されますが、埋設することで距離の制約を解消できます。

❱ 問題3

貯蔵能力が3800キログラムのバルク貯槽は、その外面から火気(当該バルク貯槽に附属する気化装置内のものを除く。)を取り扱う施設に対し、6メートルの距離を確保できたので、流動防止措置等は特に講じなかった。

答え:✕

【解説】貯蔵能力3800kgのバルク貯槽は「3000キログラム以上」に該当するため、火気を取り扱う施設まで8m以上の距離が必要です(液石法規則第54条第2号ハ)。6mは基準を満たしておらず、流動防止措置を講じなければなりません。【数値の整理】3000kg未満→5m以上、3000kg以上→8m以上。

❱ 問題4

貯蔵能力が3000キログラム以上のバルク貯槽を地盤面下に2基隣接して設置する場合は、その相互間に1メートル以上の間隔を保たなければならない。

答え:○

【解説】貯蔵能力3000kg以上のバルク貯槽を2基以上隣接して設置する場合は、相互間に1m以上の間隔が必要です(液石法規則第54条第2号チ(1)(iii))。これはガス漏れが生じた場合のリスクを分散させるための基準です。3000kg以上には、支柱(底部)を同一基礎に緊結すること、静電気除去措置なども必要です。

❱ 問題5

バルク貯槽と調整器(二段式減圧用二次側のものを除く。)の間に設置される供給管には、2.6メガパスカル以上の圧力で行う耐圧試験に合格したものを使用しなければならない。

答え:○

【解説】バルク貯槽〜調整器(二段式減圧用二次側を除く)間の高圧側供給管には、「2.6メガパスカル以上の圧力で行う耐圧試験に合格するもの」を使用しなければなりません(液石法規則第54条第4号イ)。高圧ガスが流れる区間のため、通常の消費設備配管(0.8MPa)よりも高い耐圧試験が必要です。単位はメガパスカル(MPa)であることにも注意してください。

まとめ

解説メガネ
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今回のポイントを整理すると、こうなります。

  • 特定供給設備の位置変更は貯蔵能力変更の有無にかかわらず変更許可が必要
  • 1000kg以上3000kg未満バルク貯槽:保安物件から7m以上埋設で免除
  • 3000kg以上バルク貯槽火気施設から8m以上3000kg未満5m以上
  • 3000kg以上を2基以上隣接設置:相互間に1m以上の間隔
  • バルク貯槽〜調整器間の供給管:2.6MPa以上耐圧試験が必要

3000kgを境に火気距離の基準が変わります(5m→8m)。数値の境界値を正確に区別しておきましょう。

※本問題集は試験対策用オリジナル問題です。

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液化石油ガス設備士 試験対策

プロフィール
アヒル親方:電気工事士・給湯器施工研修トレーナー
第1種電気工事士/液化石油ガス設備士/ガス機器設置スペシャリスト/キャリアコンサルタント など資格多数保有。
電気工事職人として約13年現場を経験後、給湯器業界へ転職。現在は施工研修トレーナーとして、日々施工者の育成に関わっています。
「業者に聞く前に、正しく知っておいてほしい」——そんな思いで、現場目線の情報をお届けしています。

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