
配管理論等編第4章
「LPガス容器・バルク容器・バルク貯槽及びこれらの付属品」
容器に刻印されている記号の意味、容器バルブの正しい取り扱い、調整器のバルブ構造、安全弁の検査周期など、現場での取り扱いに直結する内容です。
細かい数値や「○年ごと」といった検査周期の混同が狙われやすいので、
○✕問題5問で確認していきましょう。
○✕問題(配管理論等編第4章:LPガス容器・バルク容器・バルク貯槽及びこれらの付属品)
❱ 問題1
LPガス容器に刻印されている記号「W」は、容器バルブなどの取り外しのできる附属品を含む容器全体の質量(単位:kg)を表している。
答え:✕
【解説】記号「W」は、附属品(取り外しのできるものに限る)を含まない容器の質量(kg)を表します。容器バルブなど取り外しのできる附属品の質量は「W」に含まれていません。附属品を含んだ全体の質量ではない点に注意してください。
❱ 問題2
一般のLPガス容器(充てん質量50 kg以下)に装着されるPOL接続容器バルブの充てん口のねじ(POL)は、すべて「左ねじ」である。
答え:○
【解説】POL接続容器バルブの充てん口のねじは、一般のLPガス容器(充てん質量50 kg以下)に装着されるものはすべて左ねじです。左ねじにしている理由は、燃料ガスとの誤接続防止のため右ねじと区別しているためです(左ねじは時計回りに回すと緩む)。
❱ 問題3
使用済みのLPガス容器を供給管などから取り外した場合、容器バルブは必ず開いておかなければならない。
答え:✕
【解説】供給管などから取り外した後の容器バルブは、必ず全閉(閉めた状態)にしておきます。バルブを開いたままにしておくと、ほこりや異物が容器バルブ内に侵入してシートパッキンを傷付けたり、空気が容器内に侵入して爆発範囲のガス濃度になる危険があります。
解説アヒル:※補足 「使い終わったから開けたままでいい」と思いがちですが、空気の侵入そのものが危険を招くという理由を理解しておくと忘れにくくなります。
❱ 問題4
カップリング付容器用バルブは、調整器等接続機器が外れた場合に自動的にガスを遮断する構造になっているため、ばね式安全弁は設けられていない。
答え:✕
【解説】カップリング付容器用バルブは、カップリングの着脱がワンタッチで行え、調整器等接続機器が外れた場合に自動的にガスを遮断する構造です。さらにばね式安全弁(スプリング式安全弁)も設けられています。「安全弁がない」は誤りです。POL接続容器バルブも同様にばね式安全弁が設けられています。
❱ 問題5
バルク貯槽に設けられているばね式安全弁は、製造日または前回検査日から起算して10年ごとに検査を受けなければならない。
答え:✕
【解説】バルク貯槽の附属機器であるばね式安全弁の検査は、製造日または前回検査日から起算して5年以内に、外観検査・気密試験・性能検査を行わなければなりません。10年ごとは誤りです(バルク告示で定められています)。
まとめ

今回のポイントの整理
- 記号「W」は附属品を含まない容器そのものの質量
- POL接続容器バルブの充てん口ねじは左ねじ(誤接続防止のため)
- 取り外した後の容器バルブは必ず全閉にする
- カップリング付容器用バルブにもばね式安全弁が設けられている
- バルク貯槽のばね式安全弁の検査周期は5年以内(10年ではない)
検査周期や数値は「すべて」「必ず」といった言葉とセットで出題されやすいので、例外がないか確認する習慣をつけておきましょう。
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プロフィール
アヒル親方:電気工事士・給湯器施工研修トレーナー
第1種電気工事士/液化石油ガス設備士/ガス機器設置スペシャリスト/キャリアコンサルタント など資格多数保有。
電気工事職人として約13年現場を経験後、給湯器業界へ転職。現在は施工研修トレーナーとして、日々施工者の育成に関わっています。
「業者に聞く前に、正しく知っておいてほしい」——そんな思いで、現場目線の情報をお届けしています。



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