【液化石油ガス設備士】配管の腐食を○✕問題で攻略|配管理論等編第15章

◯✕練習問題
解説メガネ
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配管理論等編第15章


「配管の腐食・損傷の防止」
腐食の種類(電食・自然腐食)と、アノード・カソードどちらが腐食するかを正確に区別することが重要です。
「通気の良い部分が腐食する」「カソードが腐食する」など、逆に覚えてしまいやすいポイントが頻出です。
埋設深さの基準も合わせて、○✕問題5問で整理していきましょう。

○✕問題(配管理論等編第15章:配管の腐食・損傷の防止)

❱ 問題1

電食とは、電気鉄道などから埋設管に流入した迷走電流(直流電流)が土壌へ流出する地点に当たる部分が激しく腐食する現象であり、ガス管の腐食の分類では電食に区分される。

答え:○

【解説】ガス管の腐食は「自然腐食」と「電食」の2種類に大別されます。電食は電気鉄道やその他の電気設備を起因とする迷走電流(直流電流)が埋設管に流入し、土壌へ流出する地点の配管が腐食する現象です。大電流が流れることがあり、短期間で激しく腐食するのが特徴です。

❱ 問題2

異種金属接触腐食とは、電位の異なる2種の金属が接触していると両者の間に電池を形成し、電位的に卑な金属がカソードとなって腐食する現象である。

答え:✕

【解説】異種金属接触腐食では、電位的に卑な金属がアノードとなって腐食します。「カソード」は誤りです。例えば鋼管と青銅やステンレス鋼などが接触すると鋼管がアノードとなって腐食します。アノード(卑な金属)=腐食が進む側、カソード(貴な金属)=腐食しない側です。

解説アヒル:※補足 「アノード=腐食側」「カソード=保護側」の対応は試験の基本です。アノード・カソードの定義そのものを確実に覚えておきましょう。

❱ 問題3

通気差腐食とは、鋼管が異なった土質に接している場合に通気の差が生じると通気差電池が形成され、通気の良い部分がアノードとなって腐食する現象である。

答え:✕

【解説】通気差腐食では、通気の悪い部分がアノードとなって腐食します。「通気の良い部分」は誤りです。逆を覚えていることが多いので注意が必要です。通気差腐食は自然腐食のマクロセル腐食の一種です。

❱ 問題4

管および継手を埋設する場合、地盤面上を自動車が通過することがない場所では地盤面下30 cm以上の深さに埋設しなければならない。

答え:○

【解説】管および継手の埋設深さの基準:道路法第3条に定める道路(高速自動車国道・一般国道・都道府県道・市町村道)では地盤面下60 cm以上自動車が通過することがない場所では地盤面下30 cm以上が必要です。ガス用ポリエチレン管も同様の埋設深さ規定があります。

❱ 問題5

埋設配管はコンクリートに接触しても腐食しないが、鉄筋コンクリートの鉄筋などの金属に直接接触した場合は電位差が生じて腐食する。

答え:✕

【解説】埋設配管がコンクリートと接触した場合でも、その間に電位差が生じ、コンクリート接触腐食が発生します。「コンクリートに接触しても腐食しない」は誤りです。さらに埋設配管が鉄筋コンクリートの壁を貫通する場合はコンクリート/土壌腐食が発生し、配管が建物の鉄筋に接触している場合は短期間でせん孔されることがあります。

まとめ

解説メガネ
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今回のポイントの整理

  • 電食=迷走電流(直流)が土壌へ流出する地点が腐食(短期間で激しく進む)
  • 異種金属接触腐食=卑な金属がアノードカソードではない)となって腐食
  • 通気差腐食=通気の悪い部分がアノード(通気の良い部分ではない)
  • 埋設深さ:道路下は60 cm以上、自動車が通過しない場所は30 cm以上
  • コンクリートに接触しても腐食は発生する

腐食の種類とアノード・カソードの関係は必ず整理しておきましょう。「どちらが腐食するか」を問われる出題は非常に多いです。

※本問題集は試験対策用オリジナル問題です。

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液化石油ガス設備士 試験対策

プロフィール
アヒル親方:電気工事士・給湯器施工研修トレーナー
第1種電気工事士/液化石油ガス設備士/ガス機器設置スペシャリスト/キャリアコンサルタント など資格多数保有。
電気工事職人として約13年現場を経験後、給湯器業界へ転職。現在は施工研修トレーナーとして、日々施工者の育成に関わっています。
「業者に聞く前に、正しく知っておいてほしい」——そんな思いで、現場目線の情報をお届けしています。

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