
配管理論等編第7章
「配管材料」
SGP白管・黒管の使い分け、STPGのスケジュール番号の意味、ゴムやフレキシブルホースの選定など、材料の「何がどこに使えるか」を正確に押さえることが求められます。
「埋設できる・できない」「侵される・侵されない」の区別が狙われやすいので、○✕問題5問で確認していきましょう。
○✕問題(配管理論等編第7章:配管材料)
❱ 問題1
配管用炭素鋼鋼管(SGP)の白管は、さびを防ぐために黒管に亜鉛めっきを施したものであり、露出部・埋設部ともに低圧配管として使用することができる。
答え:✕
【解説】SGP白管は黒管に亜鉛めっきを施したものですが、埋設部には使用できません。露出部のみで使用可能です。埋設部に使用できるのは、塩化ビニル被覆鋼管(SGPの黒管に硬質塩化ビニルを被覆したもの)です。
❱ 問題2
圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)は、同一呼び径においてスケジュール番号が大きくなるほど肉厚が厚くなり、その分、管の内径は小さくなる。
答え:○
【解説】STPG(圧力配管用炭素鋼鋼管)は、同一呼び径で外径は同じですが、スケジュール番号(40・60・80など)によって肉厚が異なります。スケジュール番号が大きいほど肉厚が厚く、内径が小さく、耐圧性能が高くなります。「番号が大きいほど内径が大きくなる」は誤りです。
解説アヒル:※補足 「番号が大きい=壁が厚い=中の空間が狭い」とイメージすると、内径との関係が混同しにくくなります。
❱ 問題3
天然ゴムはLPガスに侵されない性質を持つため、LPガス配管設備のパッキン・ガスケットの材料として広く使用されている。
答え:✕
【解説】天然ゴムはLPガスに侵されるため、パッキン・ガスケットの材料として使用できません。LPガス配管用のパッキン・ガスケットには、LPガスおよびメタノールに侵されない材料(各種合成ゴムや樹脂など)を使用する必要があります。
❱ 問題4
可とう管ガス栓は、誤って開放されることを防ぐため、ロック機構(押し回し機構)が組み込まれている。
答え:○
【解説】可とう管ガス栓は、移動式または固定式燃焼器の手前に設置する末端ガス栓で、燃焼器用ホースまたは金属フレキシブルホースを使って燃焼器と接続します。誤操作(誤開放)を防止するためのロック機構(押し回し機構)が組み込まれています。「ロック機構がない」という記述は誤りです。
❱ 問題5
低圧配管用継手付金属製フレキシブルホースは耐圧性能が0.8 MPa以上あるため、高圧部の配管としても使用することができる。
答え:✕
【解説】低圧配管用継手付金属製フレキシブルホースは、ステンレス鋼板または鋼帯製のフレキシブルチューブにブレードを施したもので、耐圧性能は0.8 MPa以上あります。しかしこれは低圧配管の損傷防止に用いるものであり、高圧部の配管として使用することはできません。高圧部には高圧配管用継手付金属フレキシブルホースを使用します。
まとめ

今回のポイントの整理
- SGP白管は露出部のみ使用可(埋設部には塩化ビニル被覆鋼管を使う)
- STPGはスケジュール番号が大きいほど肉厚大・内径小・耐圧高
- 天然ゴムはLPガスに侵される(パッキンには合成ゴムや樹脂を使う)
- 可とう管ガス栓にはロック機構(押し回し機構)が設けられている
- 低圧配管用フレキは耐圧0.8 MPa以上でも高圧部には使用不可
「耐圧があるから高圧でも使える」という思い込みに気をつけましょう。用途区分は耐圧だけでは決まりません。
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液化石油ガス設備士 試験対策
プロフィール
アヒル親方:電気工事士・給湯器施工研修トレーナー
第1種電気工事士/液化石油ガス設備士/ガス機器設置スペシャリスト/キャリアコンサルタント など資格多数保有。
電気工事職人として約13年現場を経験後、給湯器業界へ転職。現在は施工研修トレーナーとして、日々施工者の育成に関わっています。
「業者に聞く前に、正しく知っておいてほしい」——そんな思いで、現場目線の情報をお届けしています。


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