
「お湯が出ればOK!」と思われがちな給湯器ですが、実は足元や裏側にはたくさんの配管がつながっています。 「これって何の管?」「水漏れしてないかな?」と不安になったことはありませんか?
今回は、ガス給湯器に接続されている「6種類の配管」について解説していきます!
1. 給湯器にはどんな配管がつながっているの?

親方ー!給湯器の交換工事を見てたんだけど、下のほうからニョキニョキたくさん管が出てるよね。あれ、全部役割が違うの?

おー、よく気づいたな。ただの棒に見えるかもしれんが、それぞれに大事な役割があるんだ。
大きく分けると、ガス、水、お湯、それにお風呂や暖房用の管だな。

へぇ〜!意外と種類が多いんだね。具体的にどんな役割があるのか教えてよ!

そうだな。現代の給湯器、特に多機能なタイプだと主にこの6種類がつながっているんだ。
- ガス配管: エネルギー源を運ぶ
- 給水配管: 給湯器に水を取り込む
- 給湯配管: 給湯器からのお湯を家の中に運ぶ
- 追い焚き配管: お風呂を温め直す
- 暖房配管: 床暖房や浴室乾燥機を温める
- ドレン配管: エコジョーズの仕組み上発生する水を流す

うわぁ、こんなにあるんだ!一つずつ詳しく知りたいな!
2. 【基本の3本】これがないとお湯が出ない!
◆ガス配管(エネルギーの道)

まずはこれだ。給湯器がお湯を沸かすための「燃料」を通す管だな。

これが止まるとお湯が出なくなっちゃうんだね。

その通り。ただ、お家が「都市ガス」か「プロパンガス(LPガス)」かで使う管の種類が変わるんだ。さらに、ガスの栓の仕組みや設置環境によっても、フレキ管を使ったり強化ガスホースを使ったりと、現場に合わせて使い分けているんだぞ。

※補足
ガス配管の接続には「ガス可とう管接続工事監督者」や「日本ガス協会」の資格、あるいは液化石油ガス設備士などの国家資格が必要です。
無資格でのDIYは非常に危険ですので、”必ず ”プロに任せましょう。
◆給水配管(水の入り口)

次は給水配管。これは道路の下にある「水道メーター」から分岐して、給湯器の中に新鮮な水を送り込む役割だ。

いわば、お湯の「材料」を運んでくる道だね!
◆給湯配管(お湯の出口)

給湯器の中で温められたお湯が、キッチンやシャワー、洗面所に向かって流れていくのがこの給湯配管だ。

蛇口をひねってすぐお湯が出るのは、この管がしっかりお家の中までつながっているからなんだね!
3. 【便利機能】お風呂や暖房を支える配管
◆追い焚き配管(お風呂の循環)

親方、お風呂のボタンを押すと「追い焚き」ができるけど、あれはどうなってるの?

おっ、いい質問だな。追い焚きには専用の管が「2本」使われているんだ。
- 往き(ゆき): ぬるくなった浴槽の水を給湯器へ送る
- 戻り(もどり): 給湯器で温め直したお湯を浴槽へ戻す

なるほど!お湯を足すんじゃなくて、今あるお湯を「ぐるぐる回して温めてる」んだね!
◆暖房配管(床暖房や浴室乾燥機)

浴室暖房乾燥機や、温水式の床暖房を使っている家には「暖房配管」がつながっている。
これは少し特殊でな、中に入っている「不凍液」という液体を循環させて、その熱を利用して部屋を温める仕組みなんだ。

水じゃなくて専用の液が回ってるんだ!冬場に欠かせない、あったか機能の要だね。
4. 【エコジョーズ専用】ドレン配管

あれ?最近の給湯器の下から、細い管が地面や排水溝に伸びてるのを見たことあるよ。あれは何?

それは「エコジョーズ」っていう省エネタイプの給湯器に必要なドレン配管だな。

ドレン?なんだか難しそう……。

簡単に言うと「エアコンの室外機から出る水」と同じようなもんだ。エコジョーズは排気の熱を再利用する仕組み上、どうしても結露水が発生する。その水を一か所に集めて、適切に排水するために必要なんだ。

※補足
エコジョーズ(潜熱回収型給湯器)から出るドレン水は、強酸性の結露水が中和器を通って排出されます。法律上は汚水にあたりますが、実際にはその処理の仕方は自治体に任されており、ほとんどの自治体が、自然排水(雨水などと同等)による処理で許可されています。
※正確な情報は各自治体のホームページをご確認ください。
まとめ:配管は給湯器の「血管」のようなもの!

親方、ありがとう!給湯器ってただの箱じゃなくて、たくさんの配管がつながって、お家全体の「快適」を支えてるんだね。

その通り。給湯器の種類によって配管の数は変わるが、どれか一つでも欠けると本来の機能は発揮できない。
安定的にお湯や暖房を使えるのは、これらの配管がしっかり接続されているおかげなんだ。

もし配管の周りが濡れていたり、変な音がしたりしたら、すぐにプロに見てもらうのが安心だね!



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