キュー坊

親方、ここまで給湯器の話をいろいろ聞いてきたけどさ、
寿命とか、壊れ方とかはなんとなく分かってきたんだよね。
でもさ、
「できるだけ長く使う方法」とかって、実際あるものなの?

もちろんある。
しかもな、
特別なことをする必要はないだ。
多くの家で寿命を縮めてる原因は、
「知らずにやってる普段の使い方」なんだよ。
給湯器を長持ちさせる“普段の使い方”

え!?毎日の使い方でそんなに変わるものなの?

実は意外と変わるんだ。
同じ機種でも、使い方次第で
3〜5年くらい差が出ることも珍しくない。
温度設定は「高ければいい」わけじゃない

まず一番多いのがこれだな。
・給湯温度を常に60℃
・とりあえず高め設定で放置
これ、給湯器にとっては結構しんどいことなんだ。

えっ、余裕があるほうがいいのかと思ってた…。

気持ちは分かる。
でも給湯器は、
設定温度まで一気に加熱する機械だ。
普段使いなら
40〜42℃くらいで十分。
必要なときだけ上げればいい。

※補足
設定温度が高いほど、
バーナーや熱交換器はフル稼働になります。
「常に高温設定」は、
エンジンを高回転で回し続けている状態なんだ。
使わない期間は、ちゃんと休ませる

旅行とかで数日家を空けるときって、
そのままでいいものなの?

できれば、
リモコンの電源は切っておくといい。
待機電力もそうだが、
内部の通電時間が減るだけでも
部品の消耗は抑えられる。
見えないけど重要な「衛生面」の話

衛生面って…
お風呂掃除は毎日しているよ?

今回の衛生面は浴槽ではなく、
給湯器の“中”の話だ。
追いだき配管の中は、意外と過酷

追いだき付きの給湯器は、
浴槽のお湯を吸って、温め直して、また戻す。
つまり、
配管の中をお湯がグルグル回ってることになる。

ってことは、
汚れも一緒に…?

その通り。
皮脂、石けんカス、入浴剤の成分。
これら全てが少しずつ溜まっていくんだ。

※補足
配管内部が汚れると、
循環不良・異音・部品劣化の原因になります。
結果的に、給湯器の寿命にも影響します。
入浴剤は「何でもOK」じゃない

特に注意したいのが、
・硫黄系
・とろみ系
・粒子が多い入浴剤
これは一般的に追いだき配管に負担をかけると言われている。

何も気にせず、香りとか、気持ちよさ重視で選んでた…。

お風呂はリラックス空間だから、
気持ちを良くしてくれるのは大事だ。
でも説明書に
「使用不可」と書いてあるものはさすがに避けた方がいい。
やりがちだけど寿命を縮めるNG行動

じゃあ親方、
これは絶対やめたほうがいいって行動は?
他にもあるんじゃないの?

現場でよく見るNGを見ていこう。
NG ① 異変に気づいても放置する

普段と違う異変に気付いたりしないか?
・音が変わった
・お湯が出るのが遅い
・エラーがたまに出る
これを
「まだ使えるから」と放置する家は、ほんと多いんだ。

小さい変化ほど、後回しにしちゃうよね…。

早めなら修理で済む場合もあるが、
放置すると、一気に交換コースになる。
NG ② 凍結対策を甘く見る

冬場の凍結対策、これも重要だ。
一晩の油断で
配管破裂 → 使用不可
なんてケースは冬場のあるあるだ!

※補足
凍結による破損は、
保証対象外になることも多い。
予防できるトラブルこそ、注意が必要です。
まとめ:給湯器は「気づいてあげる設備」

給湯器は、
文句も言わず、毎日仕事をしている。
だからこそ、
異変に気づかれにくいし、放置されやすい。

でも今日の話を聞いて、
ちゃんと見てあげないとダメなんだなって思ったよ。

それはいい事だな。
ただ、特別なことはしなくていい。
・無理な使い方をしない
・小さな変化を無視しない
それだけで、
給湯器はちゃんと長持ちしてくれる。
給湯器は、
生活を支える“縁の下の力持ち”だ。
長く使いたいなら、
少しだけ気にかけてやろう。



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